常夏のビーチ!オシャレなリゾートでゆっくりできるバカンスマレーシアは人気の旅行先ですね。
比較的治安も良く格安航空会社も就航していることから女性同士やカップル、家族で旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。
でも、そこは海外のマレーシア。
日本とトイレ事情がかなり違います!
生活にかかせないトイレ事情は旅行する上では凄く気になるポイントですよね。
この情報を知って旅をするのと、知らないのでは全く状況が変わってきてしまう恐れも。。。
そこで、マレーシアの旅行を十分楽しむために、必ず知っておくべきマレーシアのトイレ事情を今回はお伝えしたいと思います!!
目 次
マレーシアのトイレ文化
2017年、現在日本では日本に訪れる旅行者が過去最高の2,700万人を超えると予測しいます。
2013年にやっと1,000万人に届いてから数年で素晴らしい増加を見せました。
そして、日本では旅行者が急増するのと比例してトイレ環境は急スピードで改善してきました。
しかし、マレーシアでは他民族であるため、宗教や習慣が異なりトイレの習慣も違うためお互いの文化や習慣を共生させるために、トイレの状況はかなり日本とは違っています。
マレーシアは人口3,119万人に対してイスラム教が60%以上を締めています。(外務省2015年統計)
イスラム教徒はトイレで用をたした後は水で奇麗に洗って清めるという習慣があるため、マレーシアのトイレではトイレットペーパーを使用しないので設置しないで、水洗いするためのシャワーかホース等が付いている所が多いのです。
実はこのおしりを水で洗浄する習慣は中近東もインドもこのスタイルで、紙で拭く習慣がある人の人口の方が少ないのではないかとも言われています。
トイレットペーパーはどこに?!
前の項で説明した通り日本の常識であるトイレットペーパーは、マレーシアのトイレの個室内には設置していない事が多いです。
しかし、最近はホテルや空港、大きいショッピングモールや高級レストランなどでは海外のお客様を意識して個室にトイレットペーパーを置いている所も多いです。
では、その他のトイレではトイレットペーパーはないのでしょうか?
個室にペーパーがない一般のトイレ

トイレの個室の外に大型ペーパーホルダーを設置
大抵はトイレの個室にトイレットペーパーはなく、トイレの入口近くや手洗い場の近くに大きなホルダーが設置されています。必要な人は先にペーパーを取ってから入るスタイルとなっています。
また、日本のように常にストックが準備されているとは限りません。ポケットティッシュはやはり必須ですね。
有料のトイレ
観光地の公共トイレや大型のショッピングセンターでも有料のトイレは多いです。
有料のトイレは入る前に入口にいる方に20-30セントの料金が必要になってきます。

上記の様な記載がある看板が置いてあり、有料トイレの入り口には50セントぐらいでティッシュペーパーも売っています。
しかし、トイレットペーパーを購入できると言っても大きなロールから適当に切って渡してくれるスタイルの所もありますので水洗いした後に拭くだけでなく、便座を拭いたり大だった場合の事を考えると日本人の感覚では足りないと感じるかと思います。
トイレットペーパーが沢山ないと不安な方はトイレットペーパーの芯を抜いて持ち運んでも良いかもしれません。
トイレの床が水浸し!!
トイレにホース!?
トイレの床がびちょびちょ…。
原因は「マレーシアのトイレ文化」でお話したイスラム教徒の習慣です。
大抵のトイレには洗浄専用のホースが設置されています。
種類は色々で手元で水量が調節できるレバータイプやシャワーになるタイプ。
または、蛇口をひねるとそのままドバッと出てくるタイプやただのホースの場合も…。
さらに、マレーシアに多いイスラム教徒は、1日に何度か水浴びをする習慣があるため「ずっと人が出てこないと思ったら中でシャワーを浴びていた!」ということもあります!!
つまりマレーシア人にとっては、個室トイレ=シャワー室 の感覚。
ですから、必然的に床や壁はびしょびしょになり、そのため個室トイレ内にペーパーホルダーを付けられないということになります。
この床が水浸し!は意外に危険で、滑りやすいためトイレでの怪我が結構多いです。
マレーシアでトイレをご使用の際は滑らないようにご注意下さい。
トイレのシャワーの使い方
マレーシアのトイレに付いている現地の方のシャワーの使い方は右手にホースを持って水を出し、左手の指を使って用をたした箇所を洗浄します。
細かい使用方法は人それぞれのようですが、せっかくの旅行だからトイレのシャワーにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。ご自身に合った使用方法で是非チャレンジしてみて下さい。
使用時の注意としては、始めから直接水をあてるのではなく水量を確認してから使用するようにして下さい。使用が慣れると濡れる場所も必要最低限になるので抵抗がなくなる方も多い様です。
女性の方は必!!
生理になった時の注意事項
女性が旅行の際に悩んでしまうのが生理ですよね。
旅行期間中にならないように調節できれば一番良いですが、そうはいかないのが悩みの種ですよね…。
そこで、突然生理になってしまっても慌てないように事前に知識と準備をしておいて下さいね。
生理用品の購入
まず、1番大切な生理用品の事ですが、勿論日本から日頃使っている物を持参する事がベストです。ただ、万が一持参していない時に生理になってしまっても安心して下さい。マレーシアのスーパーやコンビニでは、日本で販売しているのとほぼ変わらない商品が購入できます。
スーパーの生理用品コーナーには日本でお馴染みのロリエやウィスパーなどの大手メーカーの商品がずらりと並んでいます。一袋のサイズがやや小さめなので持ち歩くのには逆にちょうど良いかもしれませんね。
コンビニにも必ず置いてあるので観光中にも購入できるので、使用する物にこだわりがなければ万が一の時も焦る必要はありません。
ただ、敏感肌でナプキンにこだわりがあったり、タンポンを使用する方は普段使っているものと同じようなものを探すのに無駄な時間を費やしてしまいますので日本から持参して携帯しておくのがベストです。
生理用品の処分
生理用品の処分については、マレーシアの個室トイレに大抵ゴミ箱が設置されていますのでそれを利用して下さい。
ナプキン用?と思うかもしれませんが、このゴミ箱は本来使用済みのトイレットペーパーを入れるためのものですが、そこにナプキンを捨てるのは問題ありません。
ちなみにマレーシアのトイレは水洗トイレでトイレットペーパーを流すことは問題ないのですが、排水管の構造や紙の質によっては詰まりやすいためゴミ箱を個室内に設置している所がほとんどです。
水に溶けるポケットティッシュであれば問題ないですが、そうでない場合はゴミ箱に捨てるのがマナーですね。
ただ、やはりトイレットペーパーと同じでゴミ箱が設置されていない場所も観光地ではありますし、大きなゴミ箱がドカンと置いてあるだけの所もあって生理用品を捨てるのに躊躇してしまう場所もあります。
そういう場合の対策としてビニールのゴミ袋を持参する様にしてゴミを持ち帰るのも無難な選択だと思います。
さらに中身が見えないゴミ専用の袋を準備しておいたら完璧です。
生理痛の薬
また、生理の時に生理痛の痛み止めを使用している方は薬も持参しましょう。
痛み止めなどの薬はマレーシアに限らない事ですが、万が一頭痛になったり生理になって痛みのためせっかくの旅行が台無しにならないようにする為です。
急な環境の変化で体調が悪くなってしまう場合もありますので、薬類は必ず普段使用している安心なものを持参するようにしましょう。
トイレの種類と状況
マレーシアのトイレは日本と同じように洋式と和式(マレー式)、またその中間のような便座がないタイプの洋式の感じのトイレがあります。
比率は半々程度か、最近は洋式が増えてきているようです。
和式のトイレ
大抵日本とは逆の向きで使用するのが正しい。(ドア側に向かう)
幅が広い方と小さい方がある場合、広い方がお尻側になり、日本の和式には必ず付いている金隠しはないのが特徴です。
洋式のトイレ

出典:もぐログ
洋式の便座がないトイレ

出典:スッとした夫婦
ちょっと使用するには難易度が高いので、間に合うのであれば他のトイレを探しましょう。
トイレの奇麗さの状況
トイレットペーパーだけでなくシャワーもついていないトイレもあり、水を溜めた大きなポリタンクに柄杓(ひしゃく)だけしかないトイレもあります。
トイレで気をつける事
トイレの便座に靴跡?!
海外のトイレを使用してよく目にすることのある「トイレの使い方のポスター」。
海外の空港やレストランなどの個室トイレ内で「✖︎な姿勢 ○な姿勢」のマークを見たことがあると思います。日本人にとっては、“こんなの書かなくてもわかるでしょ?こんな姿勢でする人っているの?”と言いたくなるかもしれませんが、実際マレーシアでは多いです!!
マレーシアのトイレの中でもよく見かけるマークの一つが「洋式トイレの便座に靴のまま乗るのを禁止するマークです。
実際、マレーシアの現地の女性の方はよく土足で便座の上に乗って用を足してしまっているようです。それなので便座が汚れます!!マレーシアで洋式トイレの便座がかなり汚れている場合「だれか靴のまま乗ったんだな」と思ってもらって間違いないです。
ただし、これはマレーシアでも一応マナー違反ということになっているので、日本人旅行者は日本のマナーを守っていれば問題ありません。
ポケットティッシュは2種類
トイレで使用するポケットティッシュは勿論ですが、除菌するためのウェットティッシュ(除菌タイプ)も持参すると安心です。
現地のトイレは綺麗ではない場合が多いので、座る部分を拭いたり手を拭いたりと除菌のティッシュも必要不可欠です。
荷物が負担でなければ、拭き取り用のトイレットペーパーに除菌用のポケットティッシュを2個用意すると安心ですね。
個室のカギは閉まる?!
トイレに入る前に個室が施錠できるか一応確認してください。
普通は施錠してから用を足すと思うので問題ないかと思いますが、マレーシアの現地のトイレは施錠できない所も結構あります。
服や鞄が濡れる!!
不思議なのがトイレでシャワーを使った後、現地の方はどうしているのでしょう?
聞いてみると殆どのひとが水で洗浄したあと手で水をはらってそのままにしている状態です。マレーシアでは気温が高いため、多少濡れたままズボンを履いてもすぐ乾いちゃうらしいです。
男性の方は楽で良いですね♪
国民性から言ってもあまりそういう事に気を使わない方が多いのでしょうね。
ただ、女性はしゃがんだり座ったりする際にズボンやスカートの裾が濡れてしまうので注意が必要です。外にいてすぐ乾かせる状態であれば問題ないですが、店舗や施設内にいる時は濡れていると恥ずかしいですよね。
気になる方は、用をたす前にスカートの裾をたくし上げたり、ズボンの裾を2、3回まくったりして濡れないように気をつけるようにして下さい。
また、女性は特に困るのですが、鞄をかけるフックの用な物がないトイレが多いです。
鞄はリュックやウエストポーチみたいなものなら付けたまま用をたす事もできますが、普通の鞄をっ持って観光したい場合など「バックハンガー」があるととても便利です。
お勧めは「Clipa」で耐荷重15kgで色々な掛け方ができるのでトイレのドアにも使用できます。日常使用するにも便利な逸品です。
トイレ事情まとめ
マレーシアのトイレ事情をここまでお伝えしましたがどうでしたか?
「日本のトイレみたいじゃないと落ち着かない〜!!」
と観光中のトイレはどうしよう?と不安になってしまった方へのアドバイスとしては、ホテルを出かける前に必ず用は済ませておく事が大切になります。
それでも、長時間になる場合はどうしてもトイレは必要になると思うので、事前に観光する場所から近いホテルや大きいショッピングモールをリサーチしておくのが良いでしょう。
また、あまり綺麗とは言えませんが、ガソリンスタンドにも必ずトイレはあります。
そして、日本での移動中にはコンビニのトイレが便利ですが、マレーシアのコンビニはお客様用トイレがないので注意をしてください!
より地元の文化を味わいたい!という方は地元スタイルでホースに挑戦してみるのも良いかもしれません?!
せっかくのマレーシア旅行、あえて異文化を味わいながら海外旅行をしてみるのも楽しいかもしれませんね♪
また、マレーシア旅行関連で記事をまとめておりますので、旅行の前に是非ご確認下さいね♪
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