【千島海溝の超巨大地震による北海道の被害は!?】想定被害と地震の歴史

千島海溝に迫る巨大地震のと過去の被害と備え

地震調査委員会は2017年の12月19日に北海道東部を襲う超巨大地震について発表しました。

研究者によると、北海道の千島海溝沿いでマグニチュード9レベルの超巨大地震の起きる確率が切迫しているとして、地震に対しての備えを呼びかけています。

今回は北海道の千島海溝で発生すると予測されている超巨大地震について、また、過去に起こった北海道の巨大地震の歴史を元に、想定される被害について調べてみました。

千島海溝沿とは

千島海溝は、北海道の襟裳岬からカムチャツカ半島に続いており、太平洋プレートが北アメリカプレートの下にもぐり込み、南側の日本海溝へつながっています。

出典:Wikipedia

千島海溝沿いの地震タイプ

地震には大きく分けると「海溝型地震」と「内陸型地震」の二つのタイプに分けられます。

海溝型地震
海側のプレートと、大陸側のプレートが、隣接している海溝で起こる地震。
内陸型地震
「活断層」のズレによって起こる、内陸部の真下で発生する比較的震源の浅い地震。
「直下型地震」や「直下地震」とも言われる。

今回、千島海溝で発生すると予測されている超巨大地震は「海溝型」になります。

プレートは少しづつ動いているため「太平洋プレート」が「北アメリカプレート」の下に少しづつ潜り込み、そのうちに潜り込まれた太平洋プレートが反発し、跳ね上がる時の衝撃で千島海溝での地震が起こります。

プレートとは
プレートは、地球の表面を覆っている厚さは100km程の岩盤(がんばん|地表下の岩石の層)。
1年間に数cmの早さで動いており、大きく分類すると「陸地プレート」と「海側のプレート」がある。
プレートが別のプレートの下に潜り込んだからといって、すぐに地震が起こるわけではありません。
何十年、何百年かけて潜り込んでいき、反発が起こります。

千島海溝沿いで巨大地震が発生する理由

千島海溝沿いの地震では、19世紀以降に震度8程度の地震は繰り返し発生していますが、被害の甚大な巨大な津波を含む巨大地震はプレート間の地震が連動した事により発生していた事が分かっています。

千島海溝沿いで起こった最後の巨大地震は17世紀に発生した事が分かっており、過去7000年間のデータを集計すると平均して350年の間隔で巨大地震が繰り返し発生しています。

千島海溝沿での最後の巨大地震から約400年経っているので地震の周期からして巨大地震がいつ起こってもおかしくないと研究者により予測されているのです。

千島海溝沿いで起こる地震の発生確率と地震の規模(マグニチュード)

千島海溝沿いの巨大地震の発生確率と地震の規模(マグニチュード)

根室沖での地震発生の確率は70%でマグニチュード7.8〜8.5程度と推測。

また、択捉島沖での地震発生の確率は60%でマグニチュード7.7〜8.5程度と推測されています。

そして注目するのが、千島海溝沿いの地震の連動による超巨大地震が発生する確率は7%〜40%とされています。

北海道の地震の歴史

北海道では、今までも千島海溝で地震が発生しています。

例えば1968年に十勝沖での地震ではマグニチュード8規模の地震が発生し、震度は5を記録しています。

この地震では約5mの津波が打ち寄せ、死者は50人程で負傷者は300人以上に及び、建物の損壊は3,000棟以上になりました。

この他にも十勝沖の地震では、1843年と1953年、2003年にマグニチュード8規模の地震が起こっています。

2003年の地震では、震度6弱が最大で観測され津波は最大で4m程、負傷者は約850人、建物被害は2,000棟近くに及びました。

根室沖では1894年と1973年に地震が発生していて、この2つの地震ではそれぞれマグニチュード7.9と7.4が観測されました。

震度はどちらも5で、1894年に起こった地震では北海道だけでなく、東北・関東・中部地方にまで被害が及びました。

どちらの地震でも津波は最大2.8m程で、負傷者は1894年には6人、1873年では28人、また建物被害は全壊で12棟と2棟になります。

十勝沖と比べると被害は少ないと思われるかもしれませんが、北海道以外でも被害が出ています。

いずれの地震も津波が発生し、死者や負傷者、建物被害では全壊が出ています。

千島海溝沿いの超巨大地震で想定される被害

千島海溝沿いの超巨大地震がが起こった場合、東日本大震災に匹敵するほどの被害をもたらすと想定されています。

マグニチュード7で大地震となるので、東日本大震災はマグニチュード9、これに匹敵するほどということは今想定されているものよりかなり大きな地震が来る可能性があります。

千島海溝沿いの超巨大地震の特徴は、大きな津波が発生してしまう事が想定されており、揺れよりも津波による被害の方が大きな被害になると予想されます。

2006年にも千島海溝沿いの超巨大地震が起こった時の被害が想定されており、北海道での死者が約700人、本州では約200人の死者が出ると言われています。

400年前に起こった地震では、20mほどの津波が沿岸に押し寄せた記録があり、堆積物も内陸の4㎞先で確認され、高さ18mの崖にも到達したことが確認されました。

今回はこの時の地震よりも大規模の地震が発生すること、東日本大震災と同じ規模の可能性であることを考えると北海道だけでなく、東北・関東にも被害が出ると想定されます。

千島海溝沿いの超巨大地震の特徴としてもう1つあげられるのが、地震の震源域が陸地から離れていると推測できるので、津波が到達するまでに比較的猶予があると言う事です。

この事から地震の発生予報・発生から迅速に避難行動をする事ができれば大きな被害を回避する事が出来るという事です。

また、冬に巨大地震が発生した場合は以下の被害が拡大されると予想されています。

・火気を使用している為、出火の危険性が高まり火災の被害が拡大。
・避難経路が凍結・積雪などにより避難が困難になる。

今回、地震調査委員会により発表された「千島海溝沿いの超巨大地震」や、「南海トラフでの超巨大地震」はいつ起こってもおかしくない状況です。

国でも地震による備えを呼びかけている事から、現在「防災セット」が見直され注目されています。

防災士厳選の防災グッズ39点セット【ディフェンドフューチャー】

上記の商品は楽天の「防災関連グッズ・防災セット部門」で第一位を獲得。
現在、販売累計が50,000個を突破して月の販売分はすぐ完売する状況が続いている事から「防災セット」に対しての注目度の高さが伺えます。

まとめ

千島海溝沿いの超巨大地震の想定被害は東日本大震災に匹敵すると言われていますが、地震の発生予報・発生から迅速に避難行動をする事ができれば大きな被害を回避する事が出来るという事がわかりました。

ただでさえ日本は地震が多く発生する国です。
地震に対する備えと、地震が起こった場合のシュミレーションは大きな被害を回避するためには必要不可欠ではないでしょうか。

【図解】2018年に南海トラフ巨大地震!?日本が「地震国」と言われる理由

2017.12.27

猶予なし!2018年・南海トラフ巨大地震が迫る!予言者や研究者が警告

2017.11.26