【ソプラノ歌手になるには?】音域やコロラトゥーラが凄い日本人とは

ソプラノ歌手というのは声楽を志す女性なら誰もが憧れるのではないでしょうか。
メッツォやアルト歌手に比べると華やかですし、レパトリーも断然あります。

またオペラの主役をはるのもソプラノ歌手であることが多いですね。
そんな声楽界にとっては花形であるソプラノですが、一体どんな人がソプラノ歌手になれるのか今回は探ってみたいと思います。

ソプラノ歌手になるために大切な3つの事

ソプラノ歌手に向いている声というのは、例えば細い声であったり、高い声が出しやすくて、つらくなかったりという人が一見向いてそうですよね。
確かにそういった人の方がソプラノ歌手になる上で、よりハードルは低いですが、でもこれに当てはまらなくてもソプラノ歌手になれるチャンスは誰にでもあります。

というのは、ソプラノの声というのは、訓練によってメッツォやアルトの人も転向が可能だからです。

以下にソプラノ歌手になるために意識してほしい大切な事をあげてみます。

  • 大切な喉を常日頃から労わる。
  • 毎日1時間は正しい姿勢と呼吸法で、正しく発声練習をする。
  • 普段から響きのある声で会話をする。

上記の内容を少し詳しく説明していきます。

大切な喉を常日頃から労わる

一つ目喉を労わるというのは、喉は大変デリケートなのでできるだけ、ダメージを少なくしてほしいということです。

例えば冷たい飲み物を飲みながら大声で話してしまったら、喉に及ぼす影響は計り知れません。
喉の炎症に繋がります。

また、これから歌おうってなった時に、なんの準備もせずに歌いだすのもよくありません。
水泳をする時に、準備運動をせずにプールに入るのと同じ位危険なことです。

喉にもウォーミングアップというのがあります。
自分の出しやすい高さから一つずつ声を確認していったり、歌う曲をハミングするということはとても大切なウォーミングアップですので、必ずしてくださいね。

正しい姿勢と呼吸法で発声練習

二つ目の正しい姿勢というのは、歌の姿勢を保つということです。
以下は具体的な姿勢です。

  • 肩幅くらいに足を開きます。
  • 肩をこれ以上無理という所まで上げ、その次にこれ以上無理という所まで後ろに引きます。
  • 上半身だけ脱力します。
  • 下半身を安定させるために、しっかり足をつきます。

これらが歌の姿勢となり、姿勢を意識する前とでは声の出方が違うと思いますので是非試してみて下さい。

正しい姿勢ができたら、今度は正しい呼吸法です。
歌のための呼吸は腹式呼吸を使います。腹式呼吸というのは、肺の下の方まで使って呼吸をすることです。

どのようにするかといいますと、最初に息を吐き出せるだけ吐き出します。次に息を吸うのですが、その時に絶対肩を上げずに鼻から息を吸います。そうすると自然とお腹の下の方が膨らみますので、手で触って確認してみて下さい。

わざとではなく、お腹が自然と膨らんだら、腹式呼吸の第一歩は成功です。この第一段階ができたら、今度は吸った空気を効率よく声にしていく方法を習得していきます。

腹式呼吸で肺の下の方まで空気を送り込むことができたら、その膨らみをへこませずに、息を吐きます。その時に息は上の前歯と下の前歯間からすーっと出して下さい。

最初は難しいと思いますが、息を吐き出すたびにお腹を膨らませるイメージでいったら必ずできます。諦めずに練習してみてください。

普段から響きのある声で会話をする

三つ目の響きのある声で会話をするというのは、
響きのある声は喉に負担を掛けないので是非心がけてほしいところです。

ソプラノ歌手の音域について

ソプラノの歌手は、ピアノの鍵穴近くのドの音から2オクターブ上のドまでは最低ほしいです。
ただそれだけでは歌によっては足りず、2オクターブ上のファまで出ると歌える曲も増えてきます。

気をつけてほしいのは、ただその声が出るというのではダメで、きちんと響きのあるみずみずしい声でないと歌では使うことができないところが難しいところでもあります。

コロラトゥーラについて

ソプラノの中でも最も高い音域を必要とされるのが「コロラトゥーラ」です。
コロラトゥーラは、イタリア、フランス歌曲やドイツリート、オペラのアリアなどで歌われますが、特徴として、速くて華やかなパッセージを歌い上げることにあります。
モーツァルトの「魔笛」の夜の女王や、ロッシーニの「セヴィリアの理髪師」のロジーナ等が有名ですね。

日本人で有名なソプラノ歌手

有名なソプラノの歌手は本当にたくさんいますが、特に日本を代表するコロラトゥーラ歌手は佐藤美枝子さんでしょう。

佐藤 美枝子
武蔵野音楽大学卒業。
(公財)日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第9期修了。
1998年第11回チャイコフスキー国際音楽コンクール声楽部門で日本人初の第1位を受賞。
その他、第64回日本音楽コンクール声楽部門第1位、同時に増沢賞、海外派遣特別賞をはじめ国内外のコンクールに多数入賞。
引用:日本声楽家協会

彼女はテクニック面のみでなく、本当の歌心を歌うことができる数少ない歌手であります。
また世界三大コンクールの一つでもあるチャイコフスキー国際コンクール声楽部門で唯一日本人の優勝者でもあります。

小柄な佐藤さんですが、海外の恵まれた体型の人たちとも同等に渡り合うことできることを証明されたということができます。

体型や声質にとらわれることなく、声楽を志す女性の一人でも多くの方がソプラノの声に挑戦されることを願ってやみません。