【仮想通貨を安全に管理する方法は?】ウォレットの種類や気をつける事

仮想通貨の保管方法

仮想通貨は実際にあるわけではなく、ネット上に存在しているためどのようにして保管しているのか気になりますよね。

また、仮想通貨を利用する場合はその管理方法も知っておくと安心して利用が出来ます。
今回は仮想通貨の保管や管理について調べてみました。

ウォレットとは

私たちが日頃から使用している紙幣は銀行などの機関によって管理され、手元にある場合は財布や金庫に入れ保管・管理をしています。

しかし仮想通貨の場合、実際の財布に入れて保管・管理をするといったことは出来ません。

ウォレットと呼ばれる仮想通貨を保管する場所に保管します。
英語では「財布」という意味ですが、現実で言うところの「銀行の口座」のようなものです。

仮想通貨の管理方法には大きく分けて4つあります。

    ❶ 取引所での保管・管理
    ❷ ウェブサービスでの保管・管理
    ❸ ソフトウエアでの保管・管理
    ❹ ハードウエアでの保管・管理
❶⇒❷⇒❸⇒❹数字が大きくなるほど安全性が高い保管方法になります。

ウォレットには様々な種類があり、取引所での保管が一番簡単ではありますが安全性が低いのでお勧めしません。

次の項からは、それぞれの保管方法の特徴について説明します。

取引所での保管と管理

取引所での保管・管理とは、仮想通貨を買った取引所にそのまま保管と管理をお願いする事をいいます。

仮想通貨を購入してそのまま簡単に作ることが出来る事や自分で管理をしなくていいことも、多くの人が利用している理由です。

メリットとしては特別な知識がなくても、取引所が全て保管・管理をしてくれるので難しい事はありません。

デメリットとしては取引所に何かあった場合、仮想通貨自体が無くなってしまう可能性があることです。

2018年の1月26日に起きたcoincheckでの仮想通貨「NEM」の約580億円の流出事件は記憶に新しい事件で、世界中に衝撃が走りました。

coincheckは日本の主要な取引所「Zaif」や「bitFlyer」と肩を並べており、安全性が高いと日本での利用者数はかなりのものでした。

そんな、大手と呼ばれる取引所でも実際は管理が不十分で、ハッキングにより多額の仮想通貨が短時間で簡単に盗まれてしまいました。

また、取引所が潰れてしまうとそこに保管している仮想通貨自体が無くなってしまう確率が高いです。

どうしても取引所のウォレットを使用する場合は、リスクがある事を理解した上で、認証や取引のシステムがどうなっているのか、またその取引所の安全性について十分に知っておく必要があります。

ウェブウォレットでの保管と管理


ウェブウォレットとは取引所ではなくウェブサービスを利用して管理する事を言います。

仮想通貨はプログラムで出来ているので、Gメールなどのようにそのプログラムをパソコンに取り入れることで仮想通貨の保存場所「ウォレット」をウェブ上に作る事が出来ます。

また、アプリをインストールしてスマホで簡単に管理できるものも多くあります。

ウェブウォレットのメリットは、自分に合った利用勝手の良いシステムを選んで、Gメールと同じように無料で簡単にIDやパスワードを作成して、システムを簡単かつ便利に利用する事ができる事です。

そして、ウォレットを作成した時に発行される「秘密鍵」があればそのシステムを利用して仮想通貨を送金したり、支払に利用したりする事がスマホからでも簡単にできるようになります。

ウォレットを作ることが出来るシステムはとても数多くあり、簡単に使用する事ができるので使用する事は比較的簡単です。

しかしデメリットも多く、結局はウェブ上のシステムに依存して保管してもらう事になりますので、ハッキングにより奪われる可能性や利用しているシステムのトラブルやメンテナンスによっては使用出来ない場合もあります。

そして、多くの場合が仮想通貨の種類それぞれに、それぞれのウォレットが必要です。
間違えて他の種類の仮想通貨を出し入れした場合は無くなってしまいます。

また、一番怖いのがそのシステムサービス自体の信用性も確認するのが難しいです。

実際、悪質なサービスは存在していてそのまま預けた仮想通貨が無くなってしまったり、システム自体がなくなってしまう事件も発生しています。

ソフトウェアウォレットでの保管と管理

自身のパソコンにソフトウェアをインストールして保管・管理を行うソフトウェアウォレットと呼ばれる方法もあります。

メリットは、このウォレットを使用すれば取引所が潰れたとしても、パソコンがハッキングやウイルス被害を受けない限り仮想通貨が無くなる危険性はありません。

また、POSマイニングと呼ばれる銀行の利子のようなシステムがあり、仮想通貨の種類や条件を満たせば、ウォレットに入れておくだけで報酬が発生します。

しかしソフトウェアウォレットは、多くのデータをインストールするためパソコンの容量をかなり使用しなければいけない事や
、ソフトウェアをインストールしたパソコンでしか仮想通貨の管理を行えませんので、パソコンの知識が豊富で管理やバックアップ体制を十分に行わなければならない事がデメリット
と言えます。

ハードウェアウォレットでの保管と管理

ハードウェアを使用したハードウェアウォレットというものもあります。

ソフトウェアウォレットの場合、パソコンの中で仮想通貨を保管・管理を行っていますが、ハードウェアウォレットの場合は、専用の小さな端末機器に仮想通貨を保管します。

メリットはパソコンにずっと繋がっていないため、ハッキングなどの危険性がほとんどありません。

紛失や破損といった危険性は伴いますが、元のパスフレーズ(秘密鍵といった仮想通貨の所有権等)を記載しておけば大丈夫です。

デメリットは、値段が1万円〜2万円ほどと比較的高額で、仮想通貨の種類によって対応していないものもあります。

実際、新しい仮想通貨は対応しているハードウェアウォレットはありません。

最近起きたコインチェックでのNEMの流出も、NEMに対応しているハードウェアが1017年の12月の末だったため取引の際の安全性が低くなった事も原因の1つとされています。

コインチェックでの仮想通貨の流出事件により、コインチェックでNEMを保有していた方は勿論それ以外の仮想通貨も取引ができない状況となりました。

これにより他の取引所のウォレットを使用している方のハードウェアウォレットへの乗り換えが一気に増えたようです。

なかでもLedger NanoS
は人気の商品で品薄状態が続いているようです。

ペーパーウォレットという方法も


ペーパーウォレットという紙媒体で保管する事はハッキングや取引所の倒産といったことから、仮想通貨を守ることが出来ます。

デメリットは火災などによって紛失したり、盗難によって盗まれる危険性や、長期的な保管は良いですが、一度使用したアドレスはセキュリティー上使用できなくなってしまうので、何度もやり取りをする人には向いていない点です。

この様に、ウォレットと言っても様々なものがあります。

安全に保管するために気をつける3つの事

仮想通貨を安全に保管する為に気をつける点は色々ありますが、今回は特に気をつけるべき事3つを紹介します。

フィッシング

フィッシングとは、本来使用している仮想通貨を取り扱っているサイトが偽のサイトに置き換わってしまっていて、知らずにそこで取引をしてしまいそのまま仮想通貨を奪われてしまう事です。

偽のサイトは元のサイトと精巧に似せて作られているので、普段からフィッシングに注意していなければいけません。

見分ける為の方法としては、サイトのデザインは同じようにする事ができてもアドレスは同じ物を使う事ができないので、必ず偽のフィッシングサイトはアドレスの一文字が似た何かの文字に置き換わっています。

見分けづらい「n」⇒「h」に置き換わっていたり、「i」⇒「l」が置き換わっていたりします。

また、最近はきちんと個人情報が保護された「https」からのアドレスで始まるべきですが、「http」で始まるアドレスの場合は注意が必要です。

正しいリンク先を登録してそこからアクセスする事や、最近は偽のメールでサイトに誘導する場合もありますので、メールのリンクからは安易にアクセスしないようにしましょう。

ウイルス

ウイルスに感染してパスワードが盗まれてしまう事もあります。

ウイルス用の対策ソフトを入れておく事も勿論大切ですが、対策するソフトやシステムは常に最新にしておくようにして下さい。

また、フィッシングと同じように怪しいメールやファイルをダウンロードしたりアクセスするのは危険です。

取引所やウォレットを吟味する

大手と呼ばれる取引所や人気の取引所でも、最近のコインチェックの流出問題のように安全とは限りません。

限りなく安全である可能性のあるものを良く吟味したうえで、それでもリスクもある事を理解して取引して下さい。

そのサービスが顧客の通貨をどのように保証、または管理するかの情報は必ず確認するようにして、余裕のある資金運用を心がけましょう。

また、金融庁から認可をもらっている仮想通貨交換業者であるか確認して下さい。(2017.12.26時点 認可交換業者16社)

実際、coincheckは大手で人気があったのにも関わらず金融庁の認可はおりませんでした。
これは何らかの問題があったからに他なりません。

まとめ

仮想通貨は通常の通貨と同じように管理や保管の方法が色々あり、注意するべき事も沢山あります。

これから仮想通貨を始めるのであれば、大切な通貨は極力安全な方法で保管しましょう。

取引所のウォレットを選ぶにしても、その取引所のリスクやメリットをよく考慮した上で自分に一番合ったものをきちんと選ぶことが大切になりますね。